【新築のコンセント】位置・数・高さの決め方|あとから欲しくなる場所を元営業が解説

リビングの壁のコンセントと、収納の中に置かれたロボット掃除機 住宅設備・建具・キッチン

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新築の家が完成して住み始めたあと、一番よく話題に上がるもの。それがコンセントです。

間取りや設備と違って図面上は小さな記号なので、つい後回しになりがちです。でも住み始めた瞬間から、毎日の使い勝手に直結します。

Hii
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営業をしていた頃、引き渡し後にお客様から一番多く聞いたのがコンセントの話でした。「ここにもう1か所あれば」というのは、ほとんどの方が口にされます。この記事では、営業側から見てきたことを場所別にまとめます。

この記事で分かること

  • あとから欲しくなるコンセントの場所(8か所)
  • 用途ごとに変えたいコンセントの高さ
  • 位置をいつ・どうやって決めればいいか
  • 上棟のタイミングでどこまで調整できるか

コンセントは「多すぎるくらい」でちょうどいい

増やすか迷ったら、付けておく方をおすすめします。理由は単純で、あとから増やす方がずっと費用がかかるからです。

増やすタイミング1か所あたりの費用の目安
新築時に図面へ入れる5,000〜10,000円
入居後に増設する15,000〜30,000円

あとから増やす場合は、壁の中に新しく配線を通す工事が必要になります。壁の構造によっては、希望の位置に付けられないこともあります。

Hii
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コンセントが多すぎて困ったという声は、ほとんど聞いたことがありません。足りない方が、住んでいる間ずっと不便が続きます。迷ったら付けておく、で大丈夫です。

あとから欲しくなるコンセント【場所別8か所】

営業側から見てきた中で、特にあとから話題に上がりやすいのがこの8か所です。

① ロボット掃除機の基地 ― 収納の中

いま一番リクエストが多いのがここです。ホール収納やリビング収納の中に基地を作りたいという方が増えています。

扉を閉めたまま充電できるので、見た目もすっきりします。スティック型の掃除機を立てて充電する場所としても使えます。

② 玄関収納(シューズクローク)

意外と使い道の多い場所です。電動自転車のバッテリー充電・掃除機・除湿機・靴の乾燥機など、玄関まわりで電気を使う場面は思ったより多くあります。

③ 洗面脱衣室 ― 2口ひとつでは足りない

標準では2口のコンセントが1か所だけということが多い場所です。ところが実際に使う家電を数えてみると、こうなります。

  • ドライヤー
  • ヘアアイロン
  • 電動歯ブラシ(充電しっぱなし)
  • 電動シェーバー(充電しっぱなし)
  • 洗濯機
  • 掃除機や除湿機を使うこともある
友達
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朝はドライヤーとヘアアイロン、同時に使うかも……

Hii
Hii

洗面台そのものにドライヤー用のコンセントが付いている場合もあります。まず標準で何口あるかを確認してから、足りない分を足すのがおすすめです。

④ カップボード(背面収納)

置く家電を先に決めてから、口数を考える場所です。

  • 電子レンジ・オーブンレンジ
  • 電気ケトル
  • トースター
  • 炊飯器
  • コーヒーメーカー

消費電力の大きい家電が集まるので、口数だけでなく「専用の回路が必要かどうか」も一緒に相談しておくと安心です。

⑤ キッチンの調理する側

見落とされやすいのがここです。カップボード側にはコンセントを付けても、作業しながら使う側が空いていることがあります。

ミキサー、ハンドブレンダー、卓上の調理家電など、調理しながら使うものを想像してみてください。

⑥ ダイニングテーブル ― ホットプレート用

テーブルで鍋やホットプレートを使うなら、近くに電源が必要です。

  • キッチンの背面にダイニングがある場合 → キッチン背面にコンセントを追加
  • テーブルが壁から離れている場合 → フロアコンセント(床に埋め込むタイプ)を検討

⑦ 書斎・パソコン周り

在宅で仕事をする方が増え、パソコン・モニター・充電器・照明と、1か所に集まる電源が多くなっています。口数は多めに見ておきたい場所です。

⑧ 屋外・防犯カメラ

防犯カメラを付けるなら電源が必要です。ほかにも高圧洗浄機、電動工具、屋外での作業など、屋外コンセントは使い道があります。

コンセントの高さ【用途別の目安】

高さは全部同じでいい、というものではありません。そこで何を使うかで、使いやすい高さが変わります。

場所高さの目安理由
一般的な標準床から 25cm家電のコードの長さに合わせた一般的な高さ
ベッド脇50〜60cmマットレスの厚みで隠れないように
デスク周り80〜90cm座ったまま手が届く
カップボード上100〜110cm天板の高さ+10〜20cm
洗面所用途で変える掃除用かドライヤー用かで最適な高さが違う
Hii
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洗面所は「掃除機を挿すためなのか、ドライヤーを使うためなのか」で高さが変わります。ベッドやデスクも同じで、置く家具の高さを先に決めておくと迷いません。

位置は、いつ・どうやって決める?

インテリアの打ち合わせが終わってから決めると確実

コンセントの位置は、内装や設備の打ち合わせがひと通り終わってから詰めるのがおすすめです。

家具や仕様が決まっていない段階だと、そこで何を使うのかが想像しにくく、判断がぶれてしまいます。中身が決まってから配置を考える方が、結果的に早く決まります。

上棟のタイミングで、現地を見ながら最終確認できることも

図面上は上棟の前までに固めるのが一般的です。ただ実際には、上棟のタイミングで現地を見ながら、位置を最終確認したり調整したりできることがあります。

図面では分からなかった窓との距離感や、実際の空間の広さを見てから判断できるので、ここは大きなチャンスです。

Hii
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ただしどこまで調整できるかは、ハウスメーカーや工務店によって違います。「コンセントの位置はいつまで変更できますか」と、早い段階で一度聞いておいてください。

電気工事が始まると、壁の中に隠れる

上棟してから1〜2週間ほどで電気工事が始まります。配線が壁の中に入ってしまうと、そこから先の変更は難しくなります。

「まだ工事中だから直せるだろう」と思っていると間に合わないので、いつが最終期限かを確認しておくことが大切です。

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コンセントの位置は、間取りと生活動線で決まります。複数社の間取りプランを並べて見ておくと、動線の考え方の違いが分かります。自宅で受け取れて無料です。

最近になって増えたコンセント

この数年で、新しく必要になった場所もあります。

  • ロボット掃除機の基地(収納の中)
  • 防犯カメラ(屋外・玄関まわり)
  • 在宅ワークのパソコン・モニター用
  • 電気自動車の充電用(屋外・駐車場)

電気自動車の充電用は、すぐに使う予定がなくても配線だけ通しておくという選び方もあります。あとから設置するより費用を抑えられます。

コンセントの「種類」も一緒に決める

口数と位置だけでなく、種類も確認しておきたいポイントです。

種類どこに必要か
アース付き洗濯機・冷蔵庫・電子レンジ・食洗機・エアコンなど。水気や熱を扱う家電に必要
防水型屋外。雨がかかる場所には必須
抜け止めタイプ冷蔵庫など、抜けると困る家電の裏
3口以上テレビ裏・デスク・カップボードなど、機器が集まる場所
USB付きスマホの充電に便利。ただし規格が変わることがあるので、数は控えめに

特にアース付きは後から変更しにくいので、家電の置き場所と一緒に確認しておいてください。

部屋別・確認したいことリスト

打ち合わせの前に、部屋ごとにこれだけ書き出しておくと話が早く進みます。

場所確認すること
玄関・ホールロボット掃除機の基地/電動自転車のバッテリー充電
リビングテレビ裏の口数/ソファ脇でスマホを充電するか/季節家電
ダイニングホットプレートを使うか/テーブルの位置
キッチン調理する側/カップボードに置く家電/専用回路が要るもの
洗面脱衣室同時に使う家電の数/洗濯機のアース
寝室ベッドとマットレスの高さ/枕元で充電するか
子ども部屋将来デスクを置く位置
書斎デスクの高さ/パソコン・モニター・照明の口数
屋外防犯カメラ/電気自動車の充電

家具の配置図を先に描くと、位置が自然に決まる

一番おすすめの進め方は、図面に家具の配置を書き込んでから、コンセントを考えることです。

「ここにテレビ」「ここでスマホを充電する」「ここに掃除機をしまう」が見えていれば、必要な場所は自然に決まります。逆に、家具の位置が決まっていないまま考えると、どこに付けるべきか判断できません。

間取りと生活動線の考え方は、こちらで詳しく解説しています。
➡ 【注文住宅の間取りの決め方】満足度が上がる7つのポイント

よくある質問

Q. コンセントは何か所くらい必要ですか?

A. 決まった正解はありません。部屋ごとに「そこで何を、どこで使うか」を書き出して数えるのが一番確実です。迷ったら多めにしておく方が、あとから足すより費用を抑えられます。

Q. 高さは全部25cmで揃えた方がいいですか?

A. 見た目を揃えたい場所はそれで構いません。ただしベッド脇・デスク・カップボード上は、家具の高さに合わせた方が使いやすくなります。

Q. あとから増やすことはできますか?

A. できますが、1か所あたり15,000〜30,000円が目安で、新築時の3倍ほどかかります。壁の構造によっては希望の位置に付けられないこともあります。

Q. いつまで変更できますか?

A. 図面上は上棟前までに固めるのが一般的です。上棟のタイミングで現地を見ながら調整できることもありますが、対応はメーカーによって違います。最初に確認しておいてください。

まとめ

  • ✅ 迷ったら付けておく。あとから増やすと費用は約3倍
  • ✅ あとから欲しくなるのは収納の中・洗面脱衣室・キッチンの調理する側・ダイニング
  • ✅ 高さは用途で変える(ベッド脇50〜60cm/デスク80〜90cm)
  • ✅ 位置はインテリアの打ち合わせが終わってから決めると確実
  • ✅ 上棟のタイミングで最終確認できることもある。いつまで変更できるかを先に聞いておく
Hii
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コンセントは図面上では小さな記号ですが、住み始めてからの使いやすさに一番効いてくる部分です。家具の配置を先に描く、これだけでぐっと決めやすくなりますよ。

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